会長ご挨拶

母校の発展を支援する取り組み                                                                                
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開成会会長 加藤丈夫

私は2000年から9年間、開成学園の理事長・学園長を務めました。その当時から「開成が私学のトップ校であるためには先生・保護者・OBの三者がそれぞれの立場で学園をしっかり支えていくことが何より大切だ」と考えてきましたが、いま開成会会長という立場にあって、一層その思いを強くしています。

ここに掲げるのは鼎(かなえ)という東京の国立博物館が所蔵する中国古代の器で国宝に指定されていますが、重厚で気品のある容器を三本の足がしっかり支えています。


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私はこれを観るたびに開成の姿を思い浮かべるのですが、開成ではこの足に相当するのが、先生・保護者・OBであり、器の中で煮えたぎっているのが現役の生徒諸君だろうと思います。

鼎は足が一本でも不安定であれば立っていることができませんが、今の開成は、教育に情熱を持つ優れた先生が揃っており、保護者は学園の方針を理解し全面的に協力していますし、開成会の会員であるOBも物心両面に亘って学園の活動を支援しており、鼎が揺るぎなくしっかり立っていると言えるでしょう。

いつも言うように、開成会の目的は「会員相互の親睦を図ると共に母校の発展に貢献すること」ですが、この二つの活動は別のものでなく、母校が発展すれば、OBは開成人であることに誇りを持って開成会の活動に参加するようになるし、開成会の活動が活発になれば、母校に対する物心両面の支援が積極的に行われるという関係にあります。

そして現在、そうした開成会の活動の一つとして、母校の高校校舎建て替えの募金活動に協力していることは皆さんご承知の通りです。

開成学園の丹呉理事長によると「この度の計画は開成の創立150周年の記念事業として行うものだが、これは単に老朽化した校舎を建て替えるだけでなく、21世紀における開成教育の理想を実現するための拠点造りとしてのとして意味がある」ということです。

上に述べたように、学園の発展が開成会活動の充実と表裏一体の関係にあるとすれば、学園の計画が成功することは、そのまま開成会の目的実現につながるし、私が募金の趣意書に「開成人の総力を挙げて取り組もう」と呼びかけたのもそうした思いによるものです。

こうした募金をOBの皆さんにお願いするのは、中学校舎の建替え以来約20年ぶりのことですが、私は(金額はそれぞれのご事情によることとして)何よりもできるだけ多くの方のご協力を得たいと考えています。
趣旨をご理解の上、ぜひ活動に参加されるようお願い申し上げます。

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